勉強はどうしてしなきゃいけないのか?




最近、あんまりアタマを働かせることがないので(汗)、興味のある新聞記事でも「読んでも読んでもさっぱりわからん」という状態に衝撃を受けることがままあります。やっぱり、脳みそって使ってないとどんどんキャパシティが小さくなってゆくのねー、と焦ってみたりして。今さらながらだけど、もうちっと勉強してアタマを動かしとくんだった!と後悔したりもして。

中高生くらいの時って「勉強なんてどうしてしなきゃいけないのか。数学の公式を覚えたら将来役に立つのか?歴史の年号を覚えたら何の役に立つのか?」という疑問を誰しも持つと思うんだけど。その疑問にちゃんと答えられる大人ってほんとうに少ないと思う。

大人の方も「そうそう、役に立たないんだよな」と言っちゃったり、教育熱心な親でも結局は「良い大学に行けば良い仕事に就けるんだから」としか考えていなかったり。

そうじゃないんだっての。学校の勉強って要は「アタマの運動」なのよね。難しい文章を読解する、難しい数式を解く、年号や人の名前を覚える、こういうことをきっちりやっておくとアタマの基礎運動能力は上がるのだよ。

基礎ができていれば、「知識」や「技能」を習得するのはいつでもできる。実生活に役立つなんてのはそのへんなんであって、小中(高も?)は基礎を作る時期!実生活に役に立つなんて十年早い!(笑)

私は高校に入ってからかなり堕落した人なので、「なんで高校をちゃんと出ておかないといけないのか」とずっと疑問でした。「いつだって辞めてやらあ」くらい思っていたのですが(笑)、まぁ気楽な校風の学校だったのでテキトーな科目ばかりとって(ダンスだの食物だのコンピュータだの)とりあえず卒業はすることができました。(という感じなので普通科高校卒業に値する学力がついているとはとても思えない。)

でも「勉強しておいた方がいい、の意味」を教えてくれる大人は一人もいなかった。「せめて高校は出ておかないと」という定番中の定番のようなセリフばかり聞かされたような。かろうじて印象に残ってるのは担任教師の「何か勉強をしたいと思ったらまたすればいいんだし、要するに自分自身に正直でいてくれ」とかいう言葉のみ。(進学も就職もしない私に対しての言葉。いちおう「これをやる」というものはあったのですが、要は今でいうフリーターというやつになろうとしていたので。)

ゆーたんがこんなことを言い出すようになったときにうまく話してあげられるかどうかははなはだ疑問ですが、でもちゃんと言ってあげたいと思う、今日この頃のハハ。






でも高校までしか金は出さんぞ。もちろん、公立ね。(笑)
このネタは、Special thanks to Kaya.

2001/2/25


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