たとえ短くても




親戚の男の子のお葬式に、ゆーたんを連れて行ってきました。まだ19歳の若さです。出棺の時のお母さんの嘆きようは相当なものでした。私は生前の彼をほとんど知らないのだけど、親戚だけでなくそれはそれはたくさんの友達が参列していて、いい子だったんだろうなぁと、涙が出ました。

私の母は、ゆーたんにしきりに「あなたは長生きするのよ」と言っていました。でも私が心の中でゆーたんに言っていたことは。

「命が長くても短くても、精一杯生きたと思える生き方をするのよ」

私たちは今生きているということの価値をもっと知るべきで、一瞬一瞬をもっと精一杯生きるべきなんだ。

今の自分のために今できることを、思いっきりしておくんだよ。人生に貯金なんてできないんだから。






2000/3/20


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