☆ 里親への道 ☆ 2003年02月12日(水) 結局・・・ 前回書いたきり、です。 今は、「二人目ほしい」という気持ちは落ち着いている感じ。 それにしても。 しかし今の私が何を言ってもひがみでしかないよーな( ̄ε ̄;) 2002年07月05日(金) 顔なし担当者 返事の電話しました。今回は両親が受け入れられないと言っているけど、私ひとりではだめでしょうかとダメもとで頼んでみたところ、やっぱり答えは「そうなるとフレンドホームをお願いすることはできないんですー」。 やはり大人一人だけでは「何かあったときに対応できないから」だめだそうで、そのときだけ誰かが手伝いに来るというのもだめで、普段から同居していないといけないんだそうな。(それはそうだけど、表向きはご両親同居ということにしておいて受託時だけ手伝いに来てもらったらどうですか?なんて話を前の担当者とはできたのだが・・・) そして、今回話があった中学生の女の子を受け入れるフレンドホームが見つからなければボランティアで交流だけでもできないだろうか、とも聞いてみました。もちろんこれから他にあたって受け入れ先を探すし、見つかるかどうかは直前までわからないとのこと。で、フレンドホームとしては私を施設に紹介できないのでボランティアについてはご自身で施設に聞いてみてもいいですけど・・・もにょもにょ、という感じ。自分たちの仕事はここまでですってことか・・・。 もうこうなったら、こんどこそちゃんと施設に連絡して聞いてみますわ。ボランティアさせてもらえないかと。今度こそ始めるぞー! 私は、養育家庭にしてもボランティアにしても大勢の子ども相手というのはあまり関心がなくて、ひとりの子どもと長く接したいと思っているのよね。なんでもみんなといっしょ、で育てられている子どもにとって、自分のことを親身になって考えてくれる人というのは必要なんじゃないかと思う。その中学生の女の子と交流ができればいいんだけど・・・。 っとそれにしても、4月に管轄?が変わってから今までなんっの知らせもなかったのはどうかと。登録してる人全員に「こちらで引き継ぎました。今後はここに連絡ください」ぐらいの通知はあってもいいと思うがー。前の担当者とは2回顔をあわせて、親身になって方法を一緒に考えてくれたけど、もうこれからはこんな電話のやりとりだけなのかしら。電話だけじゃわかってもらえないよなー、これ。登録はたしか1年で期限切れになってしまうはずだから、そしたらもうそれっきりになっちゃうような気が・・・。 ううう。 2002年07月04日(木) どんより なんと前回の3月の電話依頼完全に音沙汰ナシで、3ヶ月が経過。 電話が来た〜!! こんどは児童相談センターの里親担当さんから。 私は障害のある子と実際に接したこともないし、不安がないといえばうそになるけど、でも。 で、実家に電話して聞いてみました。 時々私をすごくがっかりさせてくれるこの人は、自分のことだけでせいいっぱいなのだ・・・ センターの人は「学校の先生をしているご両親」に多大な期待をしているようだった。 去年、登録のときにも私は両親と話したし、母も「応援する」とは言ってくれたんだけど・・・ もう実家で預かるのはあきらめて、私一人でうちで預かりたいと思っている。 明日センターに電話して頼んでみるぞー 2002年03月23日(土) しょーーーーっく 結局、お正月の受託はならず、でした。 「もうご存知かと思うんですけど、養育家庭センターが廃止になるんですよ」 えーーーーーーっ!知りません〜!(@_@) しかし。 なんとなくわたしにとっては不利な状況に変わりそうな予感。 2001年12月15日(土) 待つ・・・ひたすら待つ。 ああもう12月も折り返し地点。フレンドホーム委託は、まだ決まりません。 東京都の中でいくつかのブロックに別れているんだけど、このへんのブロックでは提案児童がたったの4名だったらしく。まぁ、施設も少ないしその規模も小さいし。それに少ないということはその他の子ども達は冬休みにおうちに帰れるわけで。 で、多摩地区なんかは人数も多いんだけど、どうしてもまずブロック内で組み合わせていくので、そこで決まらなかった場合にお呼びがかかるかもしれず、だからひたすら待っているのです。 まぁ、ゆっくり行こうとは思っているけど。(他ブロックで決まるにしてもやっぱり夫婦のところ、専業主婦がいるところがまず先だろうしな〜。)これで里子ちゃんが来たらGW、夏休み、お正月と交流が続いていくかもしれないし、そのまま長期委託になるかもしれない。だから、そんなにスタートを焦らなくてもいいかなって。 長期、つまり本当の里親(養育家庭)になるには前にも書いたようにいろいろ壁はあるんだけど、こうしてなんとか実績を積み上げていけばなんとかなるんでは・・・とわたしもセンターの人も思っているのであった。 あ〜今年もあと2週間。 2001年11月11日(日) あとは待つのみ・・・ ついに、家庭訪問受けました。雨の降る土曜日、養育家庭センターのお二人が揃って。ごくろうさまですと心から思う。 というのも、わたしの想像では一人が来て事務的にどんどん進めて帰っていくのかと思っていたから。とんでもなかった。すごくていねいで、1時間以上じっくり話をしていった。そりゃそうよね、大事なこどもたちを預ける家を選ぶんだもん、ちゃんと見てくれなきゃ困る。 で、このインタビューでセンターとして「フレンドホームに認定」、そして「施設に推薦状を書く」わけなので、かなりくわしく話を聞かれました。 里親を志望する動機、わたしの趣味、性格、休日の過ごし方、わたしの両親の(一緒にこどもを見ることになるので必要)性格、趣味。ゆーたんの性格(笑)も。旅行の話(「すいません、個人的な話で」とかいいつつ(笑))で盛り上がったり、わたしがシングルマザーになった理由や考え方なんかもいろいろと話した。 やっぱり、その家庭を訪問して、無駄話も交えつつじっくり話してって方法をとらないと、養育家庭に適しているかどうかって判断できないだろうなあと思う。向いてなければどこかでぼろが出ると思うし。家の中だって、暮らしぶりが出るしなー(と言ってこのごちゃごちゃをなんとかしたいと思う日々(笑))。 と、妙に客観的に見てしまうわたしなのです。いつでも。これは「長所」としてアピールしておきましたが(笑)。 今回もまた施設のこどもたちについていろいろ話を聞いたんだけど、「一般の家庭から見ると、驚くようなことが多いかもしれません」と何度も言われた。そんなこともたくさんあるだろうとは思う。でもわたしは「どんな子でもまぁなんとかなるでしょう」と、楽観しているところがある(甘いかもしれないけど)。どんなことがあっても、まるごと受け止めてあげたいと思う。その上で、「おうちではね、そういうことはしないんだよ」なんて淡々と話すと思う。お客様あつかいするつもりもないし、「かわいそうに」と同情してあげるつもりもないし、ただ、自分の子と同じように。 ちなみに、ゆーたんは、「こんどお正月に大きいお兄ちゃんかお姉ちゃんが来るかもしれないよ!」と言うと「うん!」とうなづいています(笑)。わかっちゃいないんだけど(笑)。でも、ま、お兄ちゃんにやたらもてるゆーたんだから大丈夫じゃな〜い?と、またまた楽観(笑)。 2001年10月14日(日) やっと秋になった ようやく。 例の女性が出て、「あ、申し込んで頂けるんですか!ありがとうございます」と嬉しそうな声。 申込書を書いて送ってくれれば家庭訪問の日にちを連絡しますので〜ということで、いそいそと申込書書いてみました。 しかし、うわー、よく考えたらもう10月も半ばではないか、と急にあせるわたくし。 どんな子が来るのかなあ。 2001年09月07日(金) 反省の日々。そして「里親」という表現 前回「児童養護施設を訪ねるぞー!」と息巻いていたのに、結局行動していないわたくしです。だめじゃんだめじゃんだめじゃん自分。(-_-; あのあとどうしたかというと、センターの人に紹介をお願いしたのに「お住まいの新宿区内だとご紹介できるような施設がありません。○○ボランティアセンターに問い合わせてみてください」という返事がFAXで届いて。おい〜。区内でなんて誰も言ってないぞ。電話だったらその場でそう言って広範囲で探してもらったのに・・・というのはやっぱり言い訳に過ぎず、結局そのまんまにしてしまって、頭の片隅にひっかかりつつも夏が終わってしまったというわけです。はあ。 ここんとこ週末はせっせと人と会ったりお出かけしたり。ゆーたんとしっかりコミュニケーションがとれるのも週末だけだし。ここに定期的に「ボランティア活動」を組み込むのはちょっとしんどいかもしれない。とさらに言い訳を重ね、施設訪問はとりあえず保留することにしました。(^_^; 秋にはフレンドホームの申請をして家庭訪問(審査)を受けたり、それに通れば子どもを紹介されてその子のいる施設まで事前に何回か通うということにもなると思う。そして年末年始には実家も巻き込んでいよいよ受託!その過程で預かる子のことや施設のことを理解していってなおかつゆーたんとの時間も大切にしつつやっていきたいと思う。ので、今後はそっちに全力投球したいと思いますです・・・。(^_^;;; * * * ところで、先日の新宿区報の一面にど〜んと衝撃的な一文が躍っておりました。 「公園の里親募集中」 衝撃的ってのはわたしがそのことにちょっと前から問題意識を持っていて、そこへ来てこれ、だったのでわたしが勝手に衝撃を受けただけではありますが。わたしもほんとうに某里親サイトを見るまではまったく意識していなかったことなんだけど、人間以外のものに「里親」という表現を使うのは、よく考えてみたら当事者にすごーく失礼なことだと思う。実際里親をしている人に。里子として育てられている子どもたちに。 これを読んでくれてるみなさん、検索サイトで一度「里親」を検索してみてください。この検索結果を見る里子の子どもたちがいたら・・・と考えると、いたたまれない気持ちになること請け合いです。だって犬や猫の「里親募集」ばかりが出てくるから。前にひええと思ったのは、某里親サイトの掲示板に「パピーウォーカー(盲導犬の『里親』制度)について教えてください」とかいう一文が載っているのを見た時。そりゃあいくらなんでも失礼過ぎるでしょう。おかしすぎるよ。見てわかんないかな、人間のだって。(-_-; ほんっと、里親になりたいという話をするときに『人間の』とつけなきゃいけないのほどあほらしいことはない。きっとそのサイトを運営してた人もそういう無神経な人がいっぱい来たからうんざりしてタイトル部分に<人間の>なんて入れるようになったんでしょう。いたたまれん。 こういうことってほんとうに言われるまでは気がつかない。だけど、気がついたらもう使うべきではないと思う。「悪気はない」「差別の気持ちはない」と言う人は多いけど、どんなマイノリティに対しても「そう言われることがいやだ」と思う人がいる以上、その言葉は使うべきではないとわたしはいつも思っている。たとえばレズビアンやゲイのことを「レズ、ホモ」と言う。自分のことをそう言う人もいるけど、だから言ってもいいということには絶対ならないと思う。(差別の歴史があるから、蔑称として使われることが今でもあるから、というのはもちろんだけどそうでなくても「不快だと思う」人たちが存在する、ということが一番の理由。) わたしは「里親」表現に関する問題に気づいて、いくつかの「動物」サイトの管理人にメールを出してみたことがある。返事は一通も来なかった。もちろん表現を直したサイトもひとつもなかった。唯一掲示板に書いておいたサイトでは(管理人がメールアドレスを出し忘れていたから)、「それはいろんな人の意見があるでしょうから、考えておきます」というレスがついていた。意見うんぬんという前に、それを見て不快に思う人がいるという現実はどうするんだろう。特に子どもたち。 そんな個人サイトなんかはともかく、公的なもので「里親」表現を使うのは絶対にやめさせるべきだと思うし、抗議を受けてやめるところも今まであったらしい。たぶん「ぜんぜん気づかなかった〜」ということだろうからよっぽど頭のカタイ自治体でない限り抗議する意味はある!と思い、さっそく区役所の公園担当部署と広報部署にデンワ。「里親という表現は使わないでください。里親さんや里子の子どもたちも見ています」と言っておきました。どっちも電話に出たお役人は、そんなことを言われるとは思いも寄らなかったという感じで、検討します、と言っていた。どうなることやら。いや、これはちゃんと訂正されなきゃ許さんぞ。 * * * 東京都もようやく思い腰を上げて里親事業に乗り出したようだし、どんどん動いていってほしいと思う。ってか動かすぞー!!! 2001年07月24日(火) なにごとも経験 フレンドホームは冬からってことで、ちょっと間があいてしまいました。気の変わりやすい私なので、モチベーションを維持するにはそれなりの工夫が必要。(^_^; 前に某里親サイトで書きこみをしたら、夏の間に近くの児童養護施設を訪ねて一日子どもたちと交流してくるといいよというアドバイスをもらった。夏になったら、夏ね、と思っているうちに・・・あっと言う間に「夏休み」の時期に入ってしまった。これはいかんと慌てて養育家庭センターに電話。 「・・・というわけで、近くの施設を紹介していただきたいんですけど。」夏休みは行事(旅行とか)があったり家に帰る子どももいるので、行ってもOKな日があるかどうかちょっと不明とのおこたえ。でも問い合わせてまた連絡してくれると言うので、お願いしておきました。やっぱりゆーたんを保育園に預けて一人で行きたいので(乳児院見学時の教訓を生かし・・・)、土曜日になると思うけど、いい返事くるかな〜〜〜。 なにせたいしてボランティアとかもしたことのないわたしなので、ちょっと緊張はしている。実際施設を訪ねて子どもたちからどんな反応が返ってくるか怖くもある。でも、やっぱり自分の目で見てこないと、わからないことってたくさんあると思うし。うー、がんばる。がんばるぞ。センターから連絡早く来ないかなあ。 2001年06月12日(火) 赤ちゃんが来ないわけ またまたつづき。 わたしはゆーたんより小さい子、赤ちゃんをぜひ育てようと思っていたのだけど、どうやら乳児院(満2歳まで。その後は児童養護施設に移される)の赤ちゃんたちが里親に預けられることはないらしいのだった。がーん。Tさんの説明によると、「手がかかるからなり手がいない」というよりも「赤ちゃんのケアは生死にかかわることなので簡単には施設から出せない」ということらしいのよね。里親宅で何かあったら、認定した都の方も責任を問われるわけだし、実親から訴えられることもあるかもしれないし。でもそれって都が面倒なことを避けてるだけじゃないのか〜?こどもたちの利益を一番に考えているとはとても言いがたい。 しかも、話はもっとすごいほうに進んでいったのだ。優性思想の話に。「乳児院にいる赤ちゃんたちは決していい遺伝子を持っているとは言えないんですよ」と言われて、「は!?」。要するに、生まれてすぐ預けられる子は、妊娠期間中もいい環境で育っていなかったり(酒・たばこ・ドラッグetc)、産むにも衛生的でなく産み捨てられたような場合もあって、それが今(小さいうち)は目には見えなくてもそのうち何か影響が出てくるかもしれない。だから里親に出すのは慎重になるし、養子なら特別養子縁組(簡単に返せないように?)制度もできたのだ、だって。 「SO, WHAT !?」 わたしはまさにそんな感じだった。それがいったいなんだってーの!!そんな子ならなおさら愛情いっぱいかけて育ててあげたいわい。・・・でも、そうは思わない人が多いんだろうね。養子も里親も「健康で頭がよくておとなしい女の子」とか希望する人はやっぱりいるわけだし(おいおいおいおい)。育て始めてから「やっぱりムリです」って簡単に返されても困るわけだし。わたしはゆーたんを産むときも「どんな子でも愛情をもって育てよう」って覚悟して産んだし、「どんな子がいい」なんて選べないのが本当だと思っている。里親になるとしても同じつもりでいる。自分で産むよりもリスクは高いですよと言われたってそれでもいい。もちろん障害や病気で日常的なケアが必要な子だったら生活との兼ね合いは方法を考えなきゃいけないけど、それでもぜひ育てたいと思う。 現在は、里親に出されるのは小さくても1歳。0歳児、ましてや新生児なんてほとんど里親に出されることはないんだそうな。でも、Tさんも「日本では施設と里親が1:9ですけど、アメリカなんかでは9:1くらいですからね。小さい子も6ヶ月以上施設に置いてはいけないって決まりもありますし」って言ってた。日本は先進国とは思えない遅れぶりなのよね。それに乳幼児期こそ家庭で育てられたほうがいいっていうのはTさんももちろん認めるところで。やっぱり人格形成とか人間関係をつくることとかの基本の部分がすっぽり抜け落ちてしまうのよね、生まれてすぐに施設で育つと。 この日、併設の乳児院の中を見学させてもらった。印象は、ふつうの保育園の昼間の光景と同じ。ごはんを食べている子がいたり、お散歩から帰ってくる子とか、お昼寝してる子とか。乳児の部屋ではちっちゃな赤ちゃんたちがベッドに寝かされてたり離乳食を食べさせてもらってたり。でも、保育園って行ってかえってくる場所じゃない?そこが「家」だっていうのはやっぱりよくないと思う。その乳児院はちゃんとやっているとは思う。保育者もたくさんいて、こどもたちもこざっぱりとして着ているものもいいものだったから、ちゃんと面倒みてもらってるなとは思った。だけど、やっぱり保育者は三交代で入れ替わり立ち代りだし、だだっぴろい部屋でみんなと一緒だし、誰かと特別な関係を築くことってできないんだろう。乳児院を出るときに、Tさんはこう言った。「今、赤ちゃん(ゆーたんのこと)抱っこされてましたよね。お母さんに抱っこされてる子を見て、やはり思うところがあったと思いますよ。あの子たちも」って。そうだろうな。小さくたってわかるもんな。シングルマザーの子が父親に抱っこされているこどもを見て何か思う以上のものがあると思う。あんな小さい子たちが親、母親と離れて施設で暮らしてるんだもん。あ〜、やっぱりなんとかならんのか。 いやいや、希望は捨ててはいけないのだ!!今あるいろんな条件って、変えていけるものだと思うし。声を上げていく、動いていくことで絶対変わる!!だからわたしが養育家庭に認定されて赤ちゃんが来る日だってすぐにやってくると思うー!! 2001年06月11日(月) まずはフレンドホーム こないだの続き。 ちなみに養育家庭センターの主は、30代後半?くらいの男性Tさんと電話で話した女性のFさん。センターと言っても4畳半くらいの小部屋(奥に書類部屋はあったけど)。せ、狭い。(^_^; それで、よく話を聞いてみると、「養育家庭」と「フレンドホーム」って違うのだった。「養育家庭」のほうは最終的に都知事の認定がいるっていうことで、審査も厳しいし、同居人なしではやっぱり無理だろうとのこと。だけどお盆やお正月だけ預かる「フレンドホーム」は条件は同じなんだけど都まで行かない(養育家庭センターで家庭訪問とかをしてOKならもうなれる)ってことで、多少融通が利くみたいなのね。なので、なんとか「フレンドホーム」になる方法を講じて、実績をつくってゆくゆくは「養育家庭」を目指そうということでTさんと意気投合(?)。 いろんな人が里親になりたいとは言っていて、こどものニーズに合わせていろんな受入れ家庭があっていいと思うんですけどね、とTさんも言っていた。たとえばずっと施設で育ってもうすぐ高校を卒業っていう子は、卒業したら施設を出て自立しなきゃいけないわけだけど、働いて稼いで家賃を払って光熱費を払ってごはんの材料を買って・・・とかってことが感覚としてわからないわけね。そういう子がキャリアウーマンの女性の家に行って女性が働いて生活する姿を見るっていうのもいいと思う、って。そりゃ大賛成。働くロールモデルって絶対必要だもんな。 今はひとり親とか事実婚とかも増えてるのに制度のほうがそういう意識の変化に追いついてないんですよね、って言ってた。でも数年前から専業主婦じゃなくてもよくなったとか、確実に変わってきてはいるのだから、わたしが「養育家庭」になれるのもそう遠い未来ではないと思う! それで、方法としてはやっぱり「親が手伝いに来てくれる」あるいは「実家のほうで預かる」というふうにしないとだめみたいで。こうなったら親も巻き込むしかない(笑)。それで今度の冬休みからスタートを目指すことにしました。フレンドホームは認定期間が1年間ってことで、今から申し込むともったいない(?)から秋くらいに申し込んでくださいって言われた。この夏のマッチングはもう会議が始まっちゃうってことなので。 あと、やっぱり年長さんや小学生を預かることになりそう(きゃ〜)。この話はまた明日。 2001年06月09日(土) 百聞は一見にしかず。 行ってきました養育家庭センター。 そこは民間で保育園も乳児院もあるところなんだけど、里親に関することを扱う「養育家庭センター」(*1)はなんとたったの二人だった。東京都には9ヶ所あって、わたしが行ったところは新宿・千代田・中央・港・目黒・渋谷を担当しているのね。って2人で!!なんとゆー。(T_T) いろいろ意外な話を聞いたので少しずつ書くけど。 まず、都の制度は古いままなのでなんとか現状にあった形に変えさせるべく現場としては要望を出して頑張っているらしい。(児童相談所は「都」サイドで養育家庭センターは「現場」サイドって気配よ。)それで、「この都心の地区だと進んでいる人が多いのか、里親を希望する人も結構いて、しかもひとり親・単身者・在勤者が多い」んですってよ!んま〜。条件には合わない(*2)けど、母子だけで暮らしてるわたしのようなシングルマザーとか、こどものいない独身者とか、近県から都心に通勤している人からの問い合わせが結構あるという。なんとかそういう人たちも認められるように日々都に働きかけているんだって。あ〜、やっぱり実際に声をあげていくことは大事なのねと痛感。 ・・・続きはまた明日。(-"-)zzZ *1 養育家庭センターとは。 *2 里親になるための主な条件。 2001年06月07日(木) ついに行動! 昨日は有給をとって休んでいたので、ついに行動開始! まずは新宿区内にある「東京都児童相談センター」に電話。「里親、養育家庭についてお聞きしたいんですけど」「・・・と言うと?」「里親になりたいんですけど、申請の方法を教えてください」「・・・申請と言うと?」なんだこれ、よっぽどたまにしか志願者が現れないのか、それとも試されてんのか。(^_^; 予備知識&度胸のない人はここでやる気を無くすかもしれないぞ。でもそんなことは気にせず、どんどん話を進めるわたし(笑)。ちなみに電話の相手は若め?の中年男性(らしき声)。 養子目的ではないことを告げ、家庭状況を聞かれ(来た〜)「実子が1人いまして、わたしは結婚してないのでひとりで育てています。同居人が必要という条件がちょっと難しいかもしれませんが、ぜひ里親になりたいんです」と畳み掛けるように説明(ああ出産前に部屋探しをしたときの記憶がフラッシュバック〜)。 働いていてこどもは保育園に預けている、というのは最近は問題ないのよね(数年前までは専業主婦じゃなきゃだめだった。おい)。今保育園を利用している時間を聞かれて「延長保育のない園ですが間に合ってます」というと「ああ、それなら」とこれは好感触(笑)。しかし担当氏は「本来は、ご夫婦でというかたちで、まあ家庭の雰囲気を体験するという目的ですので」とやはり少々渋り気味。でもわたしがまったく引かなかったせいか(笑)「検討してみます」とのこと。その日のうちに電話をくれるというので、夕方には帰りますと告げて、ひとまず電話をきった。 * * * しかし、「雰囲気を体験」って言ってたのがちょっと違和感だったりして。乳幼児だったら「体験」もなにも、施設じゃなくて家庭で育ててくれるってことが大事なんじゃないのかあ。 * * * そして夕方、担当氏から電話。「やはり難しいんではないかと思うんですけども〜」(なにー!)「ただ、養育家庭センターのほうに話をしてみまして、門前払いというわけでもないので、そちらで話をしてみてください」(をを!)とのこと。里親のことは児童相談所と養育家庭センター(民間の児童養護施設に委託、併設されているらしい)とで連携してやっているということで、今度は教えられた養育家庭センターへ電話。 またまたおじさんがでるのかと思いきや、こちらの担当は若い女性(らしき声)。状況はだいたいわかったということで、話は「同居人」のことに。実家が都内にあって行き来もしていると言うと「では、委託時にはご両親に手伝いに来ていただくという形はどうでしょう」と。むむ。門前払いするのはもったいないからなんとか方法を、と考えてくれているのはうれしいのだが〜。親が来てくれることが条件てのはちょっとなぁ。もちろん親にも会わせたり一緒に遊びに行ったりはしたいと思ってるけど、「手伝ってもらう」というのはちょっと違う。むむむ。 「お子さんもまだ小さいですよね」と言われたけど、でも申請して登録してこどもを預かるまで1年くらいかかるって聞いてるぞ。そんなら今から動いておきたいではないか。 それで、「まずはフレンドホームからはじめてみてはいかがでしょう」ということで、資料を送ってもらうことになった。フレンドホームというのは学校が休みのときなんかに預かる養育家庭のこと。わたしはショートステイからはじめるのは大歓迎なので、「とりあえず資料を見て、それからこちらまで相談にきてください」と言われて、はいはいと電話をきった。 * * * そして今日、もう資料が届いた(早っ!)。「民間」というのにあまりいいイメージのなかったわたしも、ここで考えを改めた(笑)。もしかしたらお役所よりやる気あるのかも。資料(っていっても「案内」的なもの)に一通り目を通し、まあ内容はネットで調べてだいたいわかっていたんだけど、でもフレンドホームは基本的に4歳以上って書いてあってガーン。うーん、やっぱり、ゆーたんで実証済みの小さい子なら自信あるんですけど。大きい子はどうかなぁ・・・(「妹育て」は遠い昔なので、あまり役に立たず)。 しかし、せっかく動き始めたんだからどんどん行くぞ!明日電話して、土曜日に相談に行けるかどうか聞いてみようっと。 2001年05月28日(月) 路線変更。 二人目はゆーたんが10歳になったら!と計画してたけど、路線変更しました。manami、里親を目指します〜!! 里親というのは、養子縁組を目的とした「養子縁組里親」と、必要な期間だけ預かる「養育里親」があって、わたしが目指すのは養育家庭。養子縁組は「夫婦じゃなきゃダメ」といきなり門前払いをくらっているわけだけど、でもよく考えてみたらわたしは、こどもが「欲しい」というよりはこどもを「育てたい」。わたしは「パートナーは持たない、こどもをひとりで育てる」という生き方を積極的に選んでいるわけだけど、だから『戸籍』も『血縁』も興味ないし。「妊娠・出産をしてみたい」という思いはあったけど、それももう経験したし。 そりゃあついこないだまで「もう一度、妊娠・出産したい〜!」と言ってたけど(笑)。だってたいした苦労もなくうきうきとマタニティ・ライフを送り、つるんと産んでしまったので、「出産」にネガティブな感情がちいともないんである。いまどき珍しい人かも。だからまた産むことが嫌なわけでは決してなく。 * * * 今、里親のなり手が少なかったり、実親が(こどもを里親に)預けるのを嫌がったりして、施設に預けられっぱなしになるこどもたちがたくさんいる。特に生まれてすぐから乳児院で育つこどもは人との関わり方がわからなかったり発達も遅れたりするのに、手がかかるからとなかなか里親も見つからないらしい。あ〜こんなことに気づいてしまった今、これはもうわたしが里親にならねば!!と思ってしまったのよね。わたしなんて赤ちゃん大歓迎!!なのに。 いきなりフルで預かるんじゃなく、ショートステイからはじめるというのも「できることからはじめる」って感じでよいと思う。さ〜、はりきって行動に移すぞー!! |